登山時期:2024年7月下旬
今年初めて富士登山に挑戦した私たち夫婦。
ですが、7月中旬に吉田ルートで登頂した際には山頂は雨。ガスに包まれて日の出も火口も見えず、お鉢巡りも断念しました。
ふと思い立って、天気の良さそうな日を選んで日帰りで登ってみようか、それなら最短距離の富士宮ルートがいいかな、とあれよあれよという間に計画がまとまり、7月下旬の平日にリベンジ富士登山に臨むことにしました。
結論から言うと、この富士宮ルートでの日帰り登山も、山頂は雨と霧で真っ白。一寸先も見えない状態で早々に撤退せざるを得ませんでした。
しかしながら、登山を始めてまだ半年足らずの私たち初心者夫婦でも日帰りで何とか登頂できたのは、とても自信になりました。
富士登山はザレ場(細かい砂利や石の道)もガレ場(岩場)もあり、登山の練習にも良いそうです。
ということで、訓練になったと前向きに捉え、雨の日の富士登山の経験をレポートしたいと思います。

登山の行程
所要時間 | 10時間54分 (休憩1時間43分含む) |
歩行距離 | 9.2km |
のぼり | 1,414m |
くだり | 1,463m |

登山口までのアクセス
7月10日~9月10日はマイカー規制があり、富士宮口五合目まで車で直接行くことはできません。
登山口の近くの水ヶ塚公園駐車場に車を停めて、そこからはシャトルバスで向かいます。


6:40頃に到着しましたが、駐車場は8割ほど埋まっていました。

バス乗り場の行列に並びます。それほど待たずに15分ほどで乗れました。

バス料金 | |
往復 | 大人2,200円/小人1,100円 |
片道 | 大人1,320円/小人660円 |


バス乗り場の横にタクシー乗り場もありました。
タクシー料金 | |
片道 | 4人/5,220円 |
登山ルート
富士宮口五合目レストハウス

五合目にはトイレと売店と休憩所がありました。

売店にはお土産やパン・お菓子などの軽食がありました。

休憩所には椅子とテーブルがあり、高度順応するためにおにぎりを食べて休憩してから出発しました。
富士宮口五合目

それでは、レストハウスを出発して登山を開始しましょう。

階段を登って五合目の登山口に来ると、山頂の天候のデータが見られます。この時点では晴れて風もそう強くないようです。

標高2,400m、富士登山ルートの中で一番高い標高からスタートです。
富士宮ルートは距離が短い分、急激に高度が上がるので、高山病にならないように無理せずゆっくり登ったほうが良さそうです。
雲海荘

気持ち良い青空の下で最高のスタートです。

この辺は岩がなく歩きやすいです。

雲海荘に到着しました。既に良い景色。

休憩用のベンチと、奥にトイレがあります。
宝永山荘

雲海荘の奥には宝永山荘。金剛杖も売られています。
新七合目 御来光山荘

山頂ははるか遠くに見えます。

登りながら宝永山を見下ろすことができます。

伊豆半島と駿河湾が見渡せます。

七合目 山口山荘

宝永山がさっきよりも広い範囲で見えます。プリンスルートもいつか行きたい!


富士山衛生センター


八合目 池田館

九合目 万年雪山荘

だんだんと霧がかかってきました。うっすらと鳥居が見えます。あの鳥居は立ち入り禁止の場所にあってくぐれないようです。

これは鳥居の柱のみ残ったのでしょうか。柱のヒビに硬貨がたくさん詰められていてちょっとゾワっとします。

萬年雪山荘に到着です。

すぐ横に万年雪の場所がありました。これが山荘の名前の由来ですね。
胸突山荘

山頂付近は道が急勾配になって結構きついです。あとちょっと。

富士宮口山頂

富士宮ルートの山頂の鳥居に到着しました!

雨が降ってきました。
頂上富士館

浅間大社奥宮

富士山頂郵便局

剣ヶ峰 (3,776m)

郵便局の横を通って、剣ヶ峰に向かいます。雨が本降りになってきました。


剣ヶ峰に向かう坂道。急な坂で、滑りやすいので注意しながら進みます。

雨で視界が悪いので少しずつしか進めません。とにかく滑らないように。

富士山の最高峰、剣ヶ峰に到着しました!景色は見えないけど達成感を感じます。

山頂標識の奥に一番高い位置があり、赤くマーキングがされています。
富士宮口山頂から下山

雨の中なのであまり長居はせず、早々に下山を開始しました。

岩や木で足を滑らせないように気をつけながら慎重に下ります。



下りている途中でだんだん晴れてきました。
山口山荘




宝永山荘




富士宮口五合目レストハウス


18時過ぎに戻ってきました。最終便は19時なので、わりとギリギリになってしまいました。反省。

行きに往復チケットを買っているので、帰りは復路のチケットを見せて乗車します。
富士宮ルートの感想

富士宮ルートは富士山に登るルートの中で一番短いため、初心者の私たちでも日帰りで往復することができました。
ただ、バスの最終便が19時なので、間に合うように余裕を持って計画を立てる必要があります。

また、富士宮ルートの山頂付近は岩場の急登なので、特に下りで滑ったり転ばないように注意して慎重に下りないと危ないと思いました。
登りも一気に高度が上がるので、高山病にも要注意です。
私たちのペースでは休憩含めて10時間以上かかったので1日で往復は少しきつかったですが、終わった時にはかなり達成感がありました。
晴れている間は景色も楽しめて、しっかり備えれば安全に楽しい富士登山ができると思います。
この翌月に吉田ルートで再度リベンジし、ようやく晴れの山頂と御来光を拝むことができたので、こちらの記事もあわせてご覧いただけたら嬉しいです。


最後までお読みいただきありがとうございました!
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