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【2024年 富士登山】初めての富士山 人気の吉田ルート 雨天の登山レポート【駐車場情報も】

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登山時期:2024年7月中旬

いつか行きたいと憧れていた富士山。
登山ルールも新しくなった2024年に初めて行くことになりました。
ですが、山小屋から出発した2日目は終日雨…。
人気の吉田ルートを利用しましたので、これも貴重な体験と思い、雨の日の富士登山レポートしたいと思います。

別日程で行った晴れの日の富士登山については、こちらの2記事に分けてまとめていますので、あわせてご覧いただけたら嬉しいです。

目次

登山データ

登山やハイキングの行程を登録できるYAMAPのアプリを使いました。
行程はこちらの通りです。

所要時間15時間23分 (休憩4時間42分含む)
歩行距離14.1km
のぼり1,537m
くだり1,549m
1日目 (1)
1日目 (2)
2日目

富士吉田口五合目へのアクセス

富士山パーキング

富士登山シーズン中はマイカー規制があり直接富士スバルライン五合目に車で行くことはできません。
こちらの富士山パーキングに駐車してシャトルバスで富士スバルライン五合目に向かいます。

※2024年のマイカー規制期間:2024年7月5日(金) 18:00 ~ 9月10日(火) 18:00

第1から第4まであり、第1駐車場は675台、第2駐車場は317台とかなり大きな駐車場です。トイレもあります。
駐車料金は1回1,000円です。

トイレの向こうにチケット売り場があります。

往復のチケットを購入しました。行きは切符サイズの小さいチケット、帰りは大きいチケットです。
富士登山のシーズンは往復2,500円、それ以外の通常期は2,300円です。

約45分で富士スバルライン五合目に到着します。

1日目の登山ルート

富士スバルライン五合目

お土産物屋さんとレストランがあります。こちらで高度順応のため1時間ちょっと休憩しました。
建物内のトイレは100円の使用料で利用できます。

こちらの場所で皆さん記念撮影していました。

みはらしキッチンさんの噴火カツカレー1,480円。朝からがっつり栄養チャージです!

受付で、通行料2,000円と協力金1,000円を支払ってゲートに向かいます。
支払いには電子決済が使えるので、現金を使わずに済んでとても助かります。

リストバンドがもらえますので、下山まで腕かザックにつけておきます。
また、協力金を支払うと木製のストラップが貰えます。吉田ルートは黄色い紐が付いています。

木製ストラップの裏に日付のスタンプを押せるスペースがあります。

ゲートを通っていよいよ富士登山のスタートです。

ゲートを通るとまず登山靴に付いた砂を落とす場所があります。
富士山に外部の植物や土を持ち込まないようにこちらで靴をきれいにしてスタートします。

六合目

六合目に向けて歩き出します。最初は平らななだらかな道を歩いていきます。

途中に分岐があり、右側の「富士山山頂」の方に進みます。

上にも下にも雲があります。もうこの時点で雲の上にいるんですね。

落石防止のシェルターを通って進みます。

しばらく進むと「富士山安全指導センター」があります。ここでは緊急連絡先を書いた地図をいただけます。
また、無料でヘルメットの貸し出しも行なっているそうです。風が強い時には心強いですね。

簡易トイレもありました。
こちらは男性用で、奥に女性用もあります。

下を見るとだいぶ高いところにいるのが実感できます。

七合目 花小屋

六合目を出発します。ここからは登りばかりになります。

つづら折りをひたすら繰り返して高度を上げていきます。

細かな小石や砂が多く、足を取られるのですごく疲れます。

落石防止の柵に寄りかかったり座ったりして休みながら進みました。

途中でブルドーザー(ブルと呼ばれていました)が走っているのを見かけました。
安全指導の方が、「ブルとすれ違う時は道の谷側(山肌とは逆側)に避けて待機するように」とおっしゃっていました。

風もなく穏やかな天気でよかったです。

七合目最初の山小屋である『花小屋』に到着しました。

七合目 日の出館

花小屋のすぐ近くに『日の出館』があります。ラーメンやおでんなどの美味しそうなメニューがたくさん!

ポストカードや飲み物、お菓子、カップ麺などが売られており、これ以降のどの山小屋にも同じものがありました。

トイレは各山小屋にあります。使用料は1回200円、山頂のみ1回300円です。

七合目 トモエ館

トモエ館は七合目と本八合目にあります。両方とも全室個室です。

七合目のトモエ館ではクリームパンが人気だそうで、思わず購入。400円でした。
クリームの甘さが疲れた体に染み渡りました。パンももちふわで美味しかった!

飲み物が他の山小屋より少し安かったです。他は大体500円でしたが、ここは400円でした。

七合目 鎌岩館

山小屋と山小屋の間は結構角度のある岩場で、手を使いながら登っていきます。

鎌岩館前のベンチからの景色です。だいぶ登ってきました。

七合目 富士一館

七合目 鳥居荘

上を見ると赤い鳥居が見えます。

七合目 東洋館

見下ろすと鳥居荘の赤い鳥居が見えました。
富士山の尾根のラインがきれいに見えて、登山しているのを実感できます。

東洋館は2007年にリニューアルされていて建物も新しくきれいです。とても人気の山小屋だそうです。

八合目 太子館

斜面の土が赤っぽく見えます。オンタデの花が至る所に見られます。

八合目 蓬莱館

この辺で小雨が降ってきました。蓬莱館前のベンチでレインウェアを羽織ってから進みます。

八合目 白雲荘

気温10度まで下がりました。五合目の登り始めは14度くらいだったかな。

八合目 元祖室

本八合目 富士山ホテル

本八合目トモエ館

宿泊する本八合目のトモエ館に到着しました。

トイレは入口を出て小屋の奥に回ったところにあります。
チップは1回200円ですが、宿泊客は1回100円で利用できます。

寝床は2段ベッドの2階でした。鏡、コンセント2口、ハンガーや荷物をかけるフックが7箇所ほどありました。
広々していて荷物を置いても2人で十分なスペースがありました。何より、カーテンを閉めれば個室になるのがありがたいです。

夕飯はハンバーグカレー、朝食用にパン3つとミネラルウォーターが配られました。
カレーは少なく見えましたが結構たっぷりあり、大満足でした。

2日目の登山ルート

2時ごろ起きたのですが、結構雨が降っていました。
ちょっと様子を見ていましたが、小雨になったので山頂に向かってみることにしました。
雨の降る中だったので写真が少ないですが、2日目もまとめたいと思います。

御来光館

山頂に向かう

山頂に向かう登山客のヘッドライトの灯りがつづら折りに列を作っています。
山頂まではずっと渋滞していてゆっくり進めるので、体力的には全く辛くありませんでした。

富士山頂

1.5時間ほどで山頂の鳥居に到着しました!
雨の中でしたが感無量です。

扇屋と山口屋という2箇所の山小屋には行列ができていましたが、15分ほどで店内に入ることができました。

豚汁とおでん。各1,000円でした。
疲れて冷え切った体に染みました。本当に美味しかったです。

山頂はこの混雑でした。
結局雨は止まず、日の出も火口も見ることはできず撤退することにしました。
でも、初の富士山登頂に達成感を感じて気分は高揚していました。

下山道に入る

山小屋を通り過ぎたところにある下山道の入り口から下山を開始します。

吉田ルートと須走ルートの分岐

こんな感じの砂の下りをつづら折りを繰り返しながら下山していきます。
砂で足が滑るし景色は変わらないしで、富士登山の中で下山が一番辛かったです。景色が良かったらまた違ったのかも。

この分岐が間違いやすく、分岐前にも注意喚起の看板が何箇所があります。

ここで吉田口に行く場合は山荘の隣を通って引き続き吉田口の下山道に出ます。
ずっとつづら折りを繰り返してきてつい須走口の方に行きそうになるので、看板をよく見て道を間違わないように注意しましょう。

下山道 七合目公衆トイレ

分岐から1時間ほど長い下りを繰り返して下山道の七合目まできました。

六合目

斜面から下を見下ろすと、オンダテの花がたくさん。

六合目を目指す下りの途中でシェルターを3つ通ります。

五合目

下山開始から約4時間で五合目のゲートに戻ってきました。

お疲れ様でした!

富士登山の感想

五合目から六合目までは起伏が少なく、高度に体を慣らしながら進むことができました。
鼻から吸って口からロウソクの火を吹き消すようにフーッと吐く、という腹式呼吸が有効と聞いたので、できる限り深呼吸をするようにしました。

七合目からは岩場が多いですが、焦らずゆっくり手を使って登れば初心者でも不安なく進むことができました。
むしろアスレチックのようで楽しかったです。

焦らずゆっくり自分のペースを守って休憩をこまめに取りながら登ることが大切だと感じました。
また、高度順応のために、最初に五合目で食事を取ったりお茶したりして1時間ほど過ごしてから登山を始めると、高山病の予防になると思います。
吉田ルートは山小屋がたくさんあるので、休憩が取りやすくて初心者の方にはおすすめです。

別日に登った晴れの日の吉田ルートについても別記事でまとめていますので、ぜひ見てみてくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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