登山時期:2024年6月下旬
諸説ありますが、イザナギとイザナミの二神を祀ったことからその名がついたとも言われる両神山。
多くの石仏が祀られた、霊山として知られる山だそうです。
そんな両神山の日向大谷コースを歩いてきましたので、レポートしたいと思います。
登山データ
登山やハイキングの行程を登録できるYAMAPのアプリを使いました。
工程はこちらの通りです。
所要時間 | 10時間13分 (休憩1時間8分含む) |
歩行距離 | 10.2km |
のぼり | 1,379m |
くだり | 1,393m |
日向大谷口へのアクセス
無料駐車場
10台位停められそうです。
徒歩2分ほど下ったところにも同じ位のスペースの駐車場がありました。満車の場合はここも良いかも。
有料駐車場 (500円)
登山口に向かう階段の目の前に有料駐車場があります。
バスで来る場合はこちらにバス停もあります。
駐車料金は階段を上がったところにある両神山荘に支払います。
有料駐車場 (1,000円)
両神山荘前にも駐車場があります。駐車スペースは3台ほど。
料金は両神山荘に支払います。
登山ルート
日向大谷口
両神山荘の前から登山道に入ります。
登山者数の調査のための数取機のレバーを人数分押します。
夫婦2人分、カチカチッと2回押しました。
両神山頂まで5.6km、スタートです!
まずは「会所」に向かいます。
石の鳥居を通ると石の仏像が祀られていたので、登山の無事を祈ってから歩き始めました。
平らでなだらかな道が続きます。道はところどころ狭いところがありました。
会所
最初の鎖場が現れました。雨で濡れていたので滑らないように注意して登ります。
会所に向かう途中に分岐がある七滝沢コースは、台風19号の影響で通行禁止になっていました。
坂を下ると会所に到着です。
広々としたスペースで、テーブルとベンチがありました。
この森にはクマタカが住んでいるそうです。
山頂や登山道の目印となるように積まれた石がありました。ケルンと呼ばれます。
弘法ノ井戸
川を渡る木の橋です。
歩いていると石仏がありました。
両神山は山岳信仰の歴史が深く、たくさんの石仏が祀られているそうです。
苔むした岩と霧雨に濡れた緑が幻想的です。
何度か沢渡りする箇所があり、赤い印の箇所で石を渡っていきます。
雨のために増水して足場の石が小さくなっており、難易度が上がっていました。
ちょっと怖かったです…。
八海山
雨の中の森は幻想的で素敵。緑が冴え冴えしています。
八海山に到着しました。
こちらにも仏像がありました。
弘法之井戸
鎖を使いながら岩場を登ります。
杉の木と石仏。雰囲気あります。
弘法之井戸に到着しました。
湧水が冷たくて美味しかったです。飲めましたが、お腹が弱い方は注意した方が良いかも。
清滝小屋
木の根が天然の階段になっていて歩きやすかったです。
綺麗にお手入れされた水洗トイレでした。ありがたいです!
休憩できる広めのスペースがありました。広いテーブルとベンチ、水道がありました。
山頂を目指す
横岩
両神神社
両神山 山頂 (1723.5m)
すれ違った登山客の方に、「山頂は晴れてましたよ」と教えてもらってテンションが上がります。
ちょっと休憩スペースあり。
ここから最後の鎖場です。
結構な急登!写真では直角に見えますが実際はもう少し角度がついていて登りやすかったです。
日本百名山の山頂標識に到着です。
上に立って眺めた景色は…
ちょっと雲があって残念だったけど、ずーっと樹林帯を歩いてきてからのこの眺めは最高に開放感を味わえました。
行きと同じコースを辿り下山
鎖場の下りは怪我をしないように慎重に降りました。
下りの方が怖くて登りより慎重に下りました。
怪我せずに無事下山できてよかったです。
周辺の宿泊施設
両神温泉 国民宿舎 両神荘
豊かな自然と天然温泉が人気の国民宿舎です。
天然温泉のお湯は強アルカリ性でぬるぬるしており、美肌の湯としても人気です。
露天風呂からは秩父の山々を一望できます。
お部屋からの眺望でも、秩父の大自然を満喫できます。
秩父温泉郷 囲炉裏の宿 小鹿荘
囲炉裏端での猪鍋や鹿鍋、岩魚など、ここでしか味わえない新鮮な素材を使ったお料理が自慢の温泉宿です。
温泉はアルカリ泉質で、体の中までじんわりと温まってリフレッシュできそう。
露天風呂、大浴場、貸切露天があります。
客室はどれもとても素敵。露天風呂付きやビューバス付きなど、お好みに応じて様々なカテゴリーが用意されています。
両神山 日向大谷コース まとめ
雨天の中スタートしましたが、森の中は霧が立ち込めていて幻想的で、雨の日も悪くないなぁと思わせてくれる山行になりました。
山頂に着いた時は晴れており、霧の森からの落差でかなり開放感を感じ、登頂時の達成感もひとしおでした。
山頂は結構狭かったのでゆっくりできる感じではありませんでしたが、眺望は抜群です。
また、急登や鎖場があってちょっとアドベンチャーな要素もあり、かなり登りごたえがありました。
今回はギリギリ明るいうちに下りてこられましたが、予定よりも大幅に時間がかかってしまって反省です。
雨と鎖場で想定以上に遅くなってしまいました。
ヘッドライトは持っていましたが、使うことになる前に下山できてよかったです。
どんな条件でも15時までに戻ってこられるように、改めて登山計画は余裕を持って作成しようと思いました。
今回は一番人気のメインルート、日向大谷コースをご紹介しましたが、両神山には他にも
・初級者向けの白井差コース
・上級者向けの八丁尾根コース
がありますので、レベルに合わせて何度も楽しめると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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